しこうかんblog ∞ わだばゴッホになるっ!

■ 所在地 〒030-0813 青森県青森市松原2丁目1番2号
■ 電話 017−777−4567
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制作の原動力にもなっていた「音楽」

インフルエンザが全国的に流行していますが皆様お元気ですか。

青森市は8日(金)からぐっと冷え込むようで…

最高気温も氷点下の真冬日が続く予報です((´`))

そんな寒さ厳しい3連休最終日11日も当館は元気に開館いたします^^

 

現在開催中の展示は、冬の展示「ヨロコビノウタ」

「音楽というものと美術との関係は、わたくしはきりはなせない、

お互いむすび合う世界だと思っています」と語る棟方にとって

音楽の旋律とリズムは制作の原動力でもありました。

 

「青森ねぶた図」「御山参詣人図」

毎年のように夏に帰省しては参加した大好きなねぶた祭りのお囃子や、

当館ロビーで上映している映画「「彫る」棟方志功の世界」でも

♪サ〜イギ サーイギ ドッコーイ サ〜イギ…と口ずさむ

津軽地方で行われる五穀豊穣祈願の行事、お山参詣のお囃子

 

「津軽三味線の柵」など

同じく映像の中で口ずさんでいる、嫁いびりをうたった津軽民謡

「弥三郎節」をテーマにした作品や、揮毫した三味線

 

「歓喜自板像・第九としてもの柵」関連作品展示

そして、冬の展示ポスター作品の「歓喜自板像・第九としてもの柵」

数々の大切なものに囲まれ幸せに満ちた自画像ですが、

この作品の関連作品を展示しているのがこちらのコーナー( ╹ ◡ ╹ )

 

河井寛次郎や濱田庄司の陶器、柳宗悦の心偈が書かれた軸、

池大雅の水墨画に棟方が愛用した茶碗や彫刻刀など

受付でいつも配布している作品解説とは別に、

「歓喜自板像・第九としてもの柵」関連展示作品解説もご用意しました♪

作品に込められた想い、なぜそれが描かれているのかなどなど

発見する、知る、つながる楽しみがあると思いますƪ(ˆ◡ˆ)ʃƪ(ˆ◡ˆ)ʃ

どうぞごゆっくりご鑑賞くださいませ。

 

このほか、愛聴したベートーベンのレコードや、

ジャケットを手がけたレコードの板画や板木もあわせて展示中˒˒♪♬

楽器や音楽を主題にとった作品の展示だけでなく、そういった資料も

展示しているので、より 棟方志功 が感じられると思います(・д・´*)

 

雨だったり雪だったり吹雪いたり、外に出るのも億劫ですが

ぜひ、棟方志功記念館に遊びに来てくださいね!

仏様の世界は広大無辺

春の展示「広大無辺な仏様の世界」好評開催中です桜

 

春の展示

春の展示

今回の展示のメインは、横約10mもある板画《東北経鬼門譜》

板木120枚を使用した戦前では最大の棟方作品であり、

生涯でみても横約13mの板画《大世界の柵》に次ぐ大きさなんですプシュープシュー

 

板画《東北経鬼門譜》

限界まで引いても収まりませんでしたカメラたらーっ

この作品は詩人・佐藤一英の詩「鬼門」に触発されて生まれました。

東北の飢饉の悲惨な有様を詠った詩を読んだ棟方は、

苦難の地である故郷青森を、仏の力を借りて幸せにしたい

という願いを込めて制作します。

 

板画《東北経鬼門譜》

中央の鬼門仏は自らの身体を真二つに割るという犠牲を払い

もろもろの悪霊を通していくという意図で制作されました。

ですので当時棟方は六曲一双屏風に仕立て

鬼門仏を左隻と右隻にまたがって配置しました。

 

当館蔵の作品はパネル仕立てですが、

真ん中を境に顔がずれているのが分かります。

板木の段階で真二つに割れるよう構成されているからです。

 

このように、棟方の祈りが込められた仏様の作品もあれば、

ただ華やかで厳かなものを摺り上げたい、と

哲理よりも経文に現れる仏の姿にひかれ制作した板画《華厳譜》や、

板画《華厳譜》

額の上に星がついた女人像など、仏様の世界は広大無辺です!!

 

お天気が崩れる予報のゴールデンウィーク後半おてんきくもりあめ

美術鑑賞に出かけてみるというのはどうでしょう楽しい

わだばゴッホになる!
太陽花シリーズ

【秋の展示】ここからはじまった−志功の原点・油絵
好評開催中です!!楽しい

板画家として世界的に有名な志功さんの記念館で油絵メインの展示
わだばゴッホになる!の有名な言葉があるように
油絵が原点とはいえ訪れた皆様のご期待に添えなかったらどうしよう…
始まる前や始まってからも不安はありましたが
アンケートや受付に届く声には
「油絵をみることが出来るとは思っていなかったので大満足!」女
と油絵でもご満足いただけているようで一安心たらーっ
板画≪弁財天妃の柵≫など人気のある美人大首絵や
八甲田や鷹を描いた倭画も展示していますよもみじ

今回の油絵の展示では志功さんが実際に使っていた大きなイーゼルの他、
(通常、当館の展示作品は全てケースに入っているので
 今回は珍しく作品を間近で見られます)
展示室
パレットや絵具、筆洗器などの油彩道具も展示していますアート
油彩道具

初期と晩年の油絵
また、初期の暗めの色彩の大作から
二度筆をせず、鮮やかな原色使いで描いた晩年まで。
32点もの油絵を見ることができます日の出
各年代の山をモチーフにした油絵の比較や
倭画、リトグラフ、油絵で描いたバラ作品などもご注目ください見る

なお、先日お伝えした青森県立美術館との相互割引。
普段は記念館の観覧チケット持参県美の常設展が団体料金にて
観覧できますが、今回は県美も油絵の企画展をしているということで
常設展だけでなく企画展も相互割引の対象になっていますおてんき

今年の秋は志功さんの油絵をたっぷり楽しんでくださいね楽しいぴかぴかムード
禰舞多運行連々絵巻
夏の展示では、青森のねぶた祭を描いた全長17mにわたる絵巻
≪禰舞多運行連々絵巻≫を展示しています。
(ねぶたうんこうれんれんえまき)


青森市で毎年8/2〜7まで行われる、ねぶた運行の
始まりから終わりまでを鮮やかな色彩でぎっしりと描き込み
祭りのにぎわいを表現しています。
行列の中には名誉市民の提灯を持つ志功さんの姿も楽しい
志功さんとチヤ夫人の金魚ネプタも出てきますよ見る

絵巻としては珍しく、左から右へと展開していきます。
志功さんはこの絵巻の墨絵部分を、
なんと2日間でほぼ完成させたそうですどんっ
それも正月2日の朝から3日の夕方までに。
1974年、亡くなる前年に制作されたこの作品。
多忙を極めた晩年ですが、画室の外にまでうきうきした気分が伝わるほど
楽しそうに制作していたそうですよムード

「凧の絵と同時に、わたくしに絵を描けと教えてくれたのは、
七夕祭の催しのネプタでありました。(中略)このネプタの色、
これこそ絶対まじりけのないわたくしの色彩でもあります。」

幼い頃から親しんだねぶたの色彩は、
自分の作品の根底にあるものだとしています。
ちなみに写真左上の作品は≪青森凧絵≫。

全長17m、当館ではひとつなぎで飾れますが(2巻の絵巻で1作品)
他館に貸し出してもなかなかこのように見られる機会はないと思います!!

しかしながら現在はレプリカを展示中。
8月1日〜20日の期間のみ本物の公開となります。
(使われている紙と絵具が強くないため。)
レプリカと本物の違い、ぜひ確かめてみてくださいニコニコぴかぴか
一口に“風景”と言っても
4月です!1日ですがウソはつきません!!
【春の展示】棟方志功の風景 好評開催中です!

今回の見どころはなんといっても《追開棟方板画東海道妙黛屏風》
(ついかいむなかたはんがとうかいどうみょうたいびょうぶ)
《追開棟方板画東海道妙黛屏風》
この大きさです!!
比較するものが写っていなくてすみません

狭い展示ケース内に飾るのは大変な作業でしたあせあせ
通常の入口からは高さがあって入らないから脇の展示ケースを移動して別の扉を開け、屏風を横にして入れ、展示位置に置いても奥行きが足りず開くことはできないので角を利用して開ける場所までもっていき、少しずつ開きながら倒れないよう4人で慎重にゆっくりと移動させていく・・・
この大きさ、対面すると本当に圧倒されます。
本当にお疲れ様でしたたらーっ
(作業の一部は展示替え当日にツイッターで報告していますup

展示テーマは“風景”ですが
一口に“風景”と言っても、上の屏風のように
棟方が還暦を超え新たに開いた人々の暮らしに関わる風景や、

風景
目にした景色を写しとった、いわゆる風景画、

故郷の心象風景
故郷・青森を想い描いた心象風景などなど
棟方の“風景”の変遷を、板画、倭画、油絵作品を中心に紹介しています。

男初期はこんなデッサンもしてたんだ〜
女女の人がメインに描かれているけど、これも風景?
といった疑問も解決できるかもしれない
主な作品の解説は受付で配布しています。
あわせてお楽しみください見る