しこうかんblog ∞ わだばゴッホになるっ!

■ 所在地 〒030-0813 青森県青森市松原2丁目1番2号
■ 電話 017−777−4567
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禰舞多運行連々絵巻
夏の展示では、青森のねぶた祭を描いた全長17mにわたる絵巻
≪禰舞多運行連々絵巻≫を展示しています。
(ねぶたうんこうれんれんえまき)


青森市で毎年8/2〜7まで行われる、ねぶた運行の
始まりから終わりまでを鮮やかな色彩でぎっしりと描き込み
祭りのにぎわいを表現しています。
行列の中には名誉市民の提灯を持つ志功さんの姿も楽しい
志功さんとチヤ夫人の金魚ネプタも出てきますよ見る

絵巻としては珍しく、左から右へと展開していきます。
志功さんはこの絵巻の墨絵部分を、
なんと2日間でほぼ完成させたそうですどんっ
それも正月2日の朝から3日の夕方までに。
1974年、亡くなる前年に制作されたこの作品。
多忙を極めた晩年ですが、画室の外にまでうきうきした気分が伝わるほど
楽しそうに制作していたそうですよムード

「凧の絵と同時に、わたくしに絵を描けと教えてくれたのは、
七夕祭の催しのネプタでありました。(中略)このネプタの色、
これこそ絶対まじりけのないわたくしの色彩でもあります。」

幼い頃から親しんだねぶたの色彩は、
自分の作品の根底にあるものだとしています。
ちなみに写真左上の作品は≪青森凧絵≫。

全長17m、当館ではひとつなぎで飾れますが(2巻の絵巻で1作品)
他館に貸し出してもなかなかこのように見られる機会はないと思います!!

しかしながら現在はレプリカを展示中。
8月1日〜20日の期間のみ本物の公開となります。
(使われている紙と絵具が強くないため。)
レプリカと本物の違い、ぜひ確かめてみてくださいニコニコぴかぴか
一口に“風景”と言っても
4月です!1日ですがウソはつきません!!
【春の展示】棟方志功の風景 好評開催中です!

今回の見どころはなんといっても《追開棟方板画東海道妙黛屏風》
(ついかいむなかたはんがとうかいどうみょうたいびょうぶ)
《追開棟方板画東海道妙黛屏風》
この大きさです!!
比較するものが写っていなくてすみません

狭い展示ケース内に飾るのは大変な作業でしたあせあせ
通常の入口からは高さがあって入らないから脇の展示ケースを移動して別の扉を開け、屏風を横にして入れ、展示位置に置いても奥行きが足りず開くことはできないので角を利用して開ける場所までもっていき、少しずつ開きながら倒れないよう4人で慎重にゆっくりと移動させていく・・・
この大きさ、対面すると本当に圧倒されます。
本当にお疲れ様でしたたらーっ
(作業の一部は展示替え当日にツイッターで報告していますup

展示テーマは“風景”ですが
一口に“風景”と言っても、上の屏風のように
棟方が還暦を超え新たに開いた人々の暮らしに関わる風景や、

風景
目にした景色を写しとった、いわゆる風景画、

故郷の心象風景
故郷・青森を想い描いた心象風景などなど
棟方の“風景”の変遷を、板画、倭画、油絵作品を中心に紹介しています。

男初期はこんなデッサンもしてたんだ〜
女女の人がメインに描かれているけど、これも風景?
といった疑問も解決できるかもしれない
主な作品の解説は受付で配布しています。
あわせてお楽しみください見る
年賀状と《クリスマス・カード》の展示は15日まで
ついに、吹雪です。

吹雪
日中の予想最高気温で氷点下ゆき
非常に強い風が途切れることなく轟々と吹き、
歩いていると空気の冷たさと風の強さに息ができなくなることも汗
車の運転では目の前が真っ白に。車結晶
皆様どうか慎重に、慎重に・・・
家の中からこの吹雪を見てしまうと外出したくありませんよねあせあせ

しかし!今日お伝えしたいことはこちら!

《クリスマス・カード》(板画・彩色)と
年賀状+その板木4枚の展示は15日までです。


年賀状と板木
いかがですかこの板木の厚み、彫り跡、モチーフ、色!
「年賀状も欲しいけど、板木がかわいい!欲しい」というお声も楽しい
年賀状の板木の展示は初めて!!
この機会にぜひご覧になっていただきたい
のですが、この天気ですからご無理はなさらずおうち

16日(月)の休館日をはさんで17日(火)〜会期終了までは
入れ替えで陶器2点の展示となります。
そちらもお楽しみにおてんき
秋の展示は紐育や摩奈那発門多・・・?
イチイの実
黒文字塀の裏側にあるオンコ(イチイ)の実が赤く色づいていましたるんるん
庭の紅葉はまだまだですが、すっかり秋風が吹くようになりましたね。
青森へは秋の装いでお越しくださいニコニコ

さて、いきなりですがクイズです!楽しいぴかぴか
なんと読むか分かりますか?ひらめき
「摩奈那発門多」「紐育」「波渡尊河」「巴里寿」
これらは棟方がタイトルにつけたり、
作品に書き込んだりしている漢字です。
「紐育」は読める方も多いでしょうが、
「摩奈那発門多」は棟方の造語なので字の通り読めず・・・
棟方作品には一筋縄ではいかない読みをするものも多いですたらーっ
ヒントはアメリカやヨーロッパ・・・
当館では秋の展示【欧米の旅】が始まっています!おてんき

秋の展示【欧米の旅】
秋の展示【欧米の旅】
棟方が昭和34年に初めてヨーロッパを訪れた際に見た待望の絵、
ボッティチェリの≪ビーナス誕生≫をテーマにした板画や、
アメリカでトーテムポールを見て感動し、ニューヨークで制作した板画。
昭和42年、3度目のアメリカ旅行をし訪れた先々でのスケッチ。

秋の展示【欧米の旅】
また、滞米中に日本を想って描いた倭絵。
などなど!秋の展示は倭画の多かった夏と違い、
白黒の大きな板画が多く重厚な見た目となっていますもみじ
冒頭のクイズの漢字も展示の中で見つけられますよ見る

棟方が都合4回渡ったアメリカや、
その間に訪れたヨーロッパなどで何を見て何を感じたのか、
想いを馳せながらご覧になってみてはどうでしょうニコニコるんるん
モウッコ?
夏の展示では2つ
当館で初めて展示する作品があります!!
それがこちらの板画作品。

≪モウッコの面の柵≫

まずは右の作品から。

≪海のオルゴールの柵≫
作品全体に彫りこまれている詩は、詩人竹内てるよの詩です。
詩集『海のオルゴール/子に捧げる愛と詩』を出版する際に
表紙を飾るため制作されました。
2002年にスイスで開催された「国際児童図書評議会」
創立50周年記念大会で、美智子皇后が
スピーチの中で竹内てるよの代表作「頬」を引用したことから、
あらためて注目されるようになりましたかわいい

さて、もうひとつ、左の作品。

≪モウッコの面の柵≫(もうっこのつらのさく)
モウッコ?
何だか分かりますか?
津軽の子守唄に、「モウッコ(モッコ等)」という歌があります。
泣いてばかりいると山からモウッコが来るぞショック
寝ないと山からモウッコが来るぞしょんぼり
ということを津軽弁で歌ったものです。
モウッコとは、漠然とした怖いもの、恐ろしいもの
というような意味らしいです。
そんな怖いものに見えないひやひや かもしれませんが
こちら実は、棟方志功最大の板画≪大世界の柵-乾≫の一部を
抜き刷りしたものなんですひらめき鳥
板木72枚を使い、横幅約13メートルもある大作の左上に位置します。
裏彩色もされていないし、顔の向きも違います。
怖くないかも?と思われた≪モウッコの面の柵≫も、
大世界の柵で全身を見ると異なる印象にびっくりするかもしれません!
今回の展示では≪大世界の柵≫を展示していないので
ひとまず図録などの印刷物でご確認下さいわーい