しこうかんblog ∞ わだばゴッホになるっ!

■ 所在地 〒030-0813 青森県青森市松原2丁目1番2号
■ 電話 017−777−4567
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棟方と鹿内辰五郎と神鷹

春の展示「海と山−故郷と旅−」の会期が

当初の6/14(日)から7/5(日)に延長となりましたので

引き続き春の展示をお楽しみいただけます。

 

さて、棟方の故郷・青森市の山といえば、八甲田山系。

 

八甲田連山図

今回の展示では《八甲田連山図》が3点並んでいますが

左の《八甲田連山図C》には

棟方が揮毫した鹿内辰五郎顕彰碑も描かれています。

 

鹿内辰五郎顕彰碑

「山仙 鹿内辰五郎頌碑」と書かれたこの石碑は

棟方が心を開いた友人で仙人とも呼ばれた酸ヶ湯の山案内人

鹿内辰五郎の顕彰碑です。

昔、酸ヶ湯温泉に「鹿内仙人」と呼ばれる、胸にバッジをつけた山案内人が居り、仙人は13才の時から20キロ余の山道を歩いて荷物を運搬したり、湯治客の山の案内をしていました。バス発着の度毎にラッパを吹いて乗客を歓送迎したり、八甲田山の遭難救助等では数多くの功績があり、1961年には黄綬褒章を受章しました。

酸ヶ湯温泉旅館webサイトより

地獄沼

「山仙 鹿内辰五郎頌碑」は、酸ヶ湯温泉から少し上がった

酸ヶ湯公共駐車場から300m、地獄沼のほとりにあります。

 

鹿内辰五郎顕彰碑

地獄沼を正面にして左側、緑に囲まれた場所に建てられています。

 

鹿内辰五郎顕彰碑

石碑の上部には、

鹿内辰五郎が吹くと鷹がやってきたといわれる笛や、
バス到着時に出迎えて鳴らしたラッパなどが描かれています。

 

八甲田、棟方、鹿内辰五郎といえば、

神鷹のエピソードが語られています。

 

昭和4年夏、八甲田大岳を鹿内仙人らと登っていた棟方は、

仙人岱の清水付近で一羽の鷹を見ます。

両翼に円い紋様のある鷹を見て鹿内仙人は

「このような鷹は初めて見た、これこそは神鷹だ。

お前さんは世界一偉くなるぞ」と告げ、

喜んだ棟方は以降、鷹の絵を好んで描いています。

倭画《八甲田山神鷹図》

倭画《八甲田山神鷹図》

 

春の展示「海と山−故郷と旅−」では、

青森県にある海と山のほかにも富山、茨城、岩手、栃木、

東海道、信州など日本各地の海と山が展示されています。

訪れたことがある場所が描かれていると、感慨もひとしおですよね。